承認欲求をなくしたい!認知行動療法でコントロールしてなくす方法やおすすめ本も紹介

メンタルケア

こんにちは、心理セラピストの鷹木です。

今回は、承認欲求をなくしたいという方に向けて、アドラー心理学をベースとして、承認欲求を克服する方法についてお伝えしていきます。

アドラー心理学では、承認欲求を否定しています。

「誰かに好かれたい」
「あの人に認めてほしい」
「SNSでいいねが欲しい」

まず、最初にいうと、こういうのは必要ありません。というより、こういうのを求めることは生き方として間違っているのです。なぜかといいますと、あなたは他者の承認を求めるために生きているわけではないからです。同様に他者もあなたの期待を満たすために生きているわけではありません。

つまり、誰かに好かれるを基点にしてはいけないのです。その意味でも承認欲求は間違っています。

 

承認欲求をなくす方法

承認欲求をなくすためには、認知行動療法が有効です。物事にたいする認知を変えることで、承認欲求をコントロールすることができるようになります。

1.承認欲求を気にする人は実は自己中心的

まず、あなたに知っておいてほしいことは承認欲求が強い人というのは実は自己中心的であるということです。一見、他人の目を気にする繊細な人に思えるかもしれませんが、それは違います。承認欲求が強い人は、「嫌われたらどうしよう・・・」「あの人に認めてほしい」等ベクトルが相手ではなく、自分に向いています。

他者を認めようという気持ちよりも、自分が認められたいという気持ちが強いため、実は承認欲求が強い人は自己中心的なのです。しかし、他者からの承認を求めてしまうと、不安に支配されてしまいます。

だからこそ、自分がどう思われるのかを気にするよりも、他者を理解し、認めることにフォーカスするべきなのです。これは相手のためにもなるだけではなく、結果的に自分のためにもなります。

2.自分を認めてあげる

自信がない人ほど、他者からの承認を求めるようになります。心理学的にいえば、幼少期に愛情不足で育つと承認欲求が強くなる傾向にあるとされています。そういう人は、自己肯定感を高めましょう。

自己肯定感を高める一番の方法は、ネガティブなセルフトークはやめることです。多くの人は、「自分にはどうせできない」「自分には無理だ」「自分なんか価値がない」とネガティブな言葉を言い聞かせています。

しかし、このようなセルフトークをすると、自己肯定感が下がってしまいます。こういった自分に対するネガティブなイメージをまずやめることです。反対に「自分ならできる」「自分は価値がある人間だ」とポジティブな言葉をかけつづけることで、だんだんと自己肯定感が上がってきます。

自己肯定感が上がれば、自信も出てきて、結果的には他者からの承認を無闇に求めるようなことはなくなるでしょう。

3.自分の生き方を持つ

自分の生き方を持っている人は、自然と承認欲求が消えていきます。なぜなら、人生の目的が人からの承認ではなく、自分の生き方を貫くことになるからです。早い話、人生に目標というかゴールを決めておくのは大切です。目標やゴールがあれば、自然とそれを達成するために生きることになり、いちいち他人に振り回されることもなくなるでしょう。

自分の軸を持てば、他人からの承認がなくても不安な気持ちになることはありません。

4.お金を払ってくれる人以外には承認されなくていいと考える

私は、自分にお金を払ってくれる人以外に承認してもらう必要はないと考えています。お金を払ってくれる人とはつまり、ビジネスにおけるお客さんですね。会社員であれば、雇用主も入ってくるでしょう。

基本的には、認められるのはお客さんだけで問題ないです。正直あなたにお金を払ってくれない人に認められたところで、一銭にもなりません。同僚、友達、恋人、SNS、家族、教師。こういう人たちに認められる必要なんかありません。

この手の考え方は合理的すぎるのかもしれませんが、承認欲求をなくしたいと考える人はもう少しシンプルに物事考えた方がいいかもしれません。

5.自分の存在価値は自分で見つけて開発していくもの

誰かに好かれたから価値がある。嫌われたから価値がないというのは違います。自分の存在価値というのは、自分で見つけ開発していくものなのです。そこに他人の評価は関係ありません。

 

自分の人生 VS 他者の人生

繰り返しになりますが、承認欲求が強い人は、他者の期待に応えるために生きている他者の人生を送っていることになります。それと比較して、自分の人生の目標やゴールを持ち、自分の軸がある人は、自分の人生を生きているといえます。

私が心理セラピストとして、自分、そして様々な他人の心理を分析した結果、承認欲求が強い人は、自分の軸がないということがやはり共通点としてあるといえます。周りの価値観や反応に流されている人生なのです。嫌われる勇気を持てていないのです。

しかし、それは結果的にあなたの人生を非充実にします。

あなたは承認欲求をなくし、自分の人生を生きるべきなのです。

 

承認欲求をなくしたい人におすすめの本

1.嫌われる勇気

こちらは定番ですね。アドラー心理学を物語形式で解説した「嫌われる勇気」です。ベストセラーなので、ほとんどの方は読んだことあるかもしれませんが、理解はできても実践はまったくできていない人が多い印象です。定期的に読み直しておきましょう。

 

2.感情は「5秒」で整えられる

鈴木雅幸さんという心理カウンセラーの方が12年間で4000回以上のカウンセリングを通して分かった、メンタルが強い人のものの見方をまとめています。読めばメンタルが強化できるのはもちろん、元気づけられるのでとてもおすすめの書籍です。

 

まとめ:承認欲求をコントロールできると生きやすくなる

私自身の経験からいっても、承認欲求をコントロールできるようになると、本当に人生変わります。やはり承認欲求にとらわれていた時は、他人からの承認があることを自分の価値としていました。しかし、他人の承認というのは自分でコントロールできることではありません。

そのような不確かなものに焦点を当ててしまうと、結果的に自分のメンタルも安定せず、ストレスを抱えやすいのです。しかし、承認欲求をコントロールし、自分の価値を自分で認められるようになると、メンタルは安定します。

認知の仕方を変えれば、承認欲求をコントロールすることはできるので、ぜひ今回お伝えした内容を実践していただければと思います。

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