こんにちは、メンタルコーチの鷹木です。
今回は科学的に立証された運をよくする方法や行動についてお伝えしていきます。
運を上げるというと、スピリチュアル的なものを期待する方もいるかもしれませんが、今回はそれとは異なります。宝くじを当てるとかギャンブルで勝つとかそういうのではなく、人生が楽しくなっていく可能性が上がるというニュアンスです。
で、その運がいいことが起こるチャンスが多い人の特徴というものには共通点があるそうです。
運のいい人の4つの法則
リチャードワイズマン教授によると、運のいい人にはl
チャンスを最大限に広げる
虫の知らせを聞き逃さない
幸運を期待する
不運を幸運に変える
という4つの法則があるそうです。
1.チャンスを最大限に広げる
これは、外交的であるということです。いろいろな人脈やコミュニティ、集まりに参加して、たくさんの人と出会います。家に引きこもっていても何も起きませんが、外に出て人と合えば、新しい友人ができたり、恋人ができるかもしれません。また、仕事につながる仲間と出会う可能性もあります。
社交系のイベントにはとりあえず「イエス」という人のことです。「イエスマン」という映画みたいな感じでしょうか(笑)
とりあえず、誰かに見つけてもらうためにも、人の集まる場所には積極的に顔を出しておいた方がよさそうです。
2.虫の知らせを聞き逃さない
これは直感と本能に従うということです。本能でこれはやばいなと思ったらやらない、これはやりたいと思ったらやるということです。本能に従うと後悔する気持ちは生み出しづらい傾向にあるそうです。結果的に、ポジティブな感情になるのでしょう。
3.幸運を期待する
言い換えると、楽観主義です。物事を始めるときに、「これはきっとうまくいくだろう」と思うということですね。ポジティブな感情を持っていれば、結果的に幸福でいることができます。多くの人は、やる前から「うまくいかないかもしれない・・」とネガティブに考えてしまいますが、その上手くいかないという根拠はありません。たいていの場合は、ただの思い込みです。うまくいくというのも思い込みですが、どうせ妄想するなら、幸運を期待したほうがメンタル的にもいいでしょう。
4.不運を幸運に変える
これは、不幸な出来事の良い点を見つけるということです。例えば、就職活動の面接に落ちてしまったら、嘆くのではなく、面接を通して自分の受け答えの改善すべき点が見つかった、質問されて自分の人生について思考する機会を得られたなどと思うことです。不治の病になってしまったら、自分の体を労わる機会が訪れた、残りの人生をより精一杯生きようという風に気持ちが変わった機会ができたと考えることです。
以上、リチャードワイズマン博士のいう運のいい人の4つの法則ですが、要するに、外交的で楽観主義で失敗から学び、直感に従う人が幸運であるといえそうです。
ホンマでっか!出演「中野信子」教授による運のいい人の5つの法則とは?
『ホンマでっか!?TV』に出演している脳科学者の中野信子教授によると、運のいい人には5つの法則があるようです。
以下、「科学がつきとめた「運のいい人」」より引用です。
第1章 運のいい人は世界の中心に自分をすえる
第2章 運のいい人は「自分は運がいい」と決め込む
第3章 運のいい人は他人と「共に生きること」をめざす
第4章 運のいい人は目標や夢を「自分なりのしあわせのものさし」で決める
第5章 運のいい人は祈る
一つずつ解説していきますね。
第1章 運のいい人は世界の中心に自分をすえる
自分のやりたいことをやります。世界の中心に自分をすえるというと、あまりにも尊大な印象を受けるかもしれませんが、言い換えると、自分のモノサシで判断するということです。
つまり、運のいい人は、自分の価値観や直感にしたがいます。あまり世間の常識や周りの人の目を気にしません。考えてみれば、世の中には「その常識って誰の常識?」「そんなルール誰が決めたの?」と突っ込みたくなるような状況であふれています。
思い込みや集団に流されてなんとなく生きている人が多いですね。しかし、多数派の価値観に従ったところで、あなたが幸せな人生を送れるかといいますと、それはまた別の話です。なんとなく周りに流されて、結婚したり、就職を決めている人も多いかと思います。
しかし、そういった自分のモノサシではなく、世間の常識や多数派に流されると、あまり幸せな人生を送ることができなくなるかもしれません。一般的な価値観ではなく、自分の価値観で生きる事を大切にしましょう。
第2章 運のいい人は「自分は運がいい」と決め込む
先ほどの「幸運を期待する」と同じです。やはり楽観主義は幸運になるための条件とも言えそうです。ネガティブ思考の人もいるかと思いますが、そういう人は「メタ認知」や「認知行動療法」等で思考フレームを変えてみることをおすすめします。
第3章 運のいい人は他人と「共に生きること」をめざす
これは利他行動のことです。他人に親切にしたり、利益を考えて行動することによって運は左右されます。
これはなぜかといいますと主に理由が2つあります。1つ目は、脳は他人が喜びの感情を感じていると、自分も喜びの感情を持つということ。2つ目は、利他行動をすることによって人間関係が良好になるからです。
つまり、利他行動をすることによって、脳がポジティブな感情になり、人間関係が良くなるので、運が良くなるのです。さすがに自己犠牲してまで利他行動はしなくてもいいと思いますが、余裕があるなら積極的に利他行動をしてみるのもいいでしょう。
第4章 運のいい人は目標や夢を「自分なりのしあわせのものさし」で決める
先ほどと同じです。自分の判断基準をもつということです。周りに流されない。自分が思うことをする。思考と行動を一致させる。これが人間の幸せでもあると思います。
第5章 運のいい人は祈る
急にスピリチュアルになってきましたが、運のいい人は祈る傾向にあるそうです。
脳 が「 よい 祈り」 と 判断 する と、 ベータエンドルフィン や ドーパミン、 オキシトシン などの 脳 内 快感 物質( 脳 内 で 機能 する 神経伝達物質 の うち、 多幸 感 や 快感 を もたらす 物質 を 一般的 に 総称 し た 用語) が 脳 内 に 分泌 さ れ ます。 なかでも ベータエンドルフィン は、 脳 を 活性化 さ せる 働き が あり、 体 の 免疫力 を 高め て さまざま な 病気 を 予防 し ます。 さらに、 ベータエンドルフィン が 分泌 さ れる と、 記憶 力 が 高まり、 集中 力 が 増す こと も 知ら れ て い ます。 また、 オキシトシン にも 記憶 力 を 高める 作用 が ある と いわ れ て い ます。
中野 信子. 科学がつきとめた「運のいい人」 (Kindle の位置No.1486-1491). . Kindle 版.
良い祈りをすると、脳内物質が分泌されて、多幸感や快感が増すようです。良い祈りとは、ポジティブな未来を願うことです。理想の自分を思い浮かべる。そうすると、やはり楽しい気持ちにはなってきますね。それは脳内物質のおかげです。
運のいい人は朝、夜の二回祈りを行う習慣を継続しているとのことで、これは簡単にできるので、ぜひとも習慣に取り入れましょう!
以上が運のいい人の5つの習慣です。
内容について詳しく知りたい方は、こちらの本から引用させていただきましたので、こちらを読んでみてください。
まとめ
要するに運がいい人とは、外交的で楽観主義。失敗を学びだと思い、自分の直感に従いチャレンジし続ける。自分のモノサシで生きながらも他者に対しては親切にし、祈りをささげるということになりそうです(笑)
コメント