こんにちは、
「感情をなくしたい!」
「感情的になって後悔することが多い」
「恐怖や不安という気持ちをコントロールしたい!」
そう思う方は多いと思います。
私も感情とは何かというところから勉強し、実際に感情のコントロール方法をみにつけました。
今回は感情をなくす方法(無感情になる方法)についてお伝えしようと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
感情とは何か?
感情をなくす方法(無感情になる方法)を知りたいという前に、感情とは何かということを理解しておかないといけません。
感情というものがわかっていないと、感情をコントロールすることができないからです。
感情とは辞書によると、
感情(かんじょう)とは、ヒトなどの動物がものごとや対象に対して抱く気持ちのこと。喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖などがある(感情の一覧)。
です。
心理学では基本感情として
1.怒り
2.恐怖
3.驚き
4.悲しみ
5.幸福
6.中性
の6つがあるとされています。
感情はどこから生じるのか?
感情とは脳の扁桃体というところから生じるとされます。
扁桃体は外部から認知した情報をもとに、それが自分にとって危険であるか、安全であるか、何か良いものか、悪いものなのかを意味づけをして喜怒哀楽のような感情を生み出します。
例えば、あなたが道を歩いているときにナイフを持った変質者に遭遇したら恐怖の感情が生まれますし、信頼していた部下に裏切られたら怒りを感じたりするわけですね。
また誰かに褒められたら、幸福(喜び)の感情が生まれます。
感情は何のためにあるのか?
感情は何のためにあるのかって思ったことありませんか?
私はめっちゃありました。
恐怖をコントロールして、行動に躊躇しないようにしたろうとか先延ばしを克服したいなとか・・・・
だから色々調べました。
結論をいいますと、すべての感情は行動を促すエネルギーです。
喜怒哀楽あらゆる感情は、あなたの行動の原動力となります。
恐怖を感じるのは生存に不利だと脳が認識していて、あなたに逃げるという行動を促すようにしています。
怒りを感じるのはあなたに戦いを促すようにしています。
悲しみはあなたを泣かせてストレスを解消したり、リラックスさせたり、痛みを緩和したりという効果があります。
あらゆる感情はあなたにある行動を促すために存在しているエネルギーだということ。
これを覚えておいてほしいです。
感情をなくす方法(無感情になる方法)
ここまで読んでいただければ、わかったと思いますが、感情をなくす方法(無感情になる方法)はまず存在しません。
なぜなら扁桃体が生み出す脳の機能だからです。
そして、感情はあなたの行動を促すエネルギーだからです。無感情になったら行動できなくなります。
人間が何か危険な状態に陥ると闘争・逃走反応が発生します。
それに対して戦うか、逃げるかですね。
感情がなくなったら、不安や恐怖を感じることもないので、戦うことも逃げることもできずにそのまま危険に巻き込まれてしまいます、生存も危ういのです。
我々人類にとって感情は生存に必要なものなんです。生まれつきの機能です。
だから、感情をなくす方法(無感情になる方法)ってのはない、生まれつき脳機能に異常があるとかでなければ。
あなたが理解するべきことは、感情をなくす方法(無感情になる方法)ではなく、感情を味方につけることです。
つまり、感情というものを理解し、感情がどういう機能をもっているのか知ることです。
これに関しては既に解説しました。
よくわからなければ読み直してみてください。
とはいえ、感情が行動を左右するのも事実
かといって、感情があなたの行動を促しているのは事実です。
例えば、人に嫌われるのが怖くて、相手に話しかけることができないとか、自己主張することができないとか、日常でそういうこともあるでしょう。
また、人前で話すのが怖いというのは多くの人がもつ悩みでもあります。
別に人前で話して失敗しても死ぬわけではないですが、我々の本能は恐怖を感じるようになっているのです。
このように感情があなたの行動を邪魔するケースも少なからずあるわけで、そのせいで日常生活で困っているという場合も多いでしょう。
感情をなくすことはできませんが、感情をコントロールしたり、味方につけることはできます。
感情をコントロールする方法とは
感情をコントロールしたいという方には、ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)がおすすめです。
こちらは認知行動療法の一種です。
ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の目的は心理的柔軟性を増して、私達の行動を妨げる思考や感情にとらわれることなく、価値ある行動へ向けて自分をドライブしていくことにあります。
凄い専門的な話になってしまうので、ここでは省略しますが、もし感情をコントロールして、自分の人生にとって有意義な行動をしたいという方はACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)をかじってみることをおすすめします。
ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)について書かれたお勧めの本をいくつか紹介します。
自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる ――マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる
こちらはACTの著作を何個も出しているラス・ハリスの中でもとくにおすすめです。マインドフルネスをベースにしたACTを実践的なものに落とし込んでやり方を紹介しております。
自信がなくて行動できないという方はこちらを読んで試してみるとよいでしょう。
サイコパスに学ぶ成功法則
サイコパスは扁桃体という感情を生じる機能の働きが弱いとされています。だから普通の人では躊躇するような場面でも行動できたり、緊張してしまう場面でも堂々とふるまえます。
そんなサイコパスの躊躇なく行動できるところをうまく人生に活用して成功してしまおうというコンセプトの書籍となります。
間違いなく行動力がアップする1冊となりますので、ぜひとも読んでおくとよいでしょう。
ちなみにこちらの記事ではサイコパスになることはできないので、
サイコパスの特徴ともいえる
・ポジティブ感が強い
・不安感が少ない
・集中力が高い
・成果・報酬志向型
を要素を兼ね備えたファンクショナルサイコパスになる方法をご紹介しています。
興味がある方はこちらの記事も読んでみてください
サイコパスになる方法。疑似的サイコパスになるには特徴を理解しよう。サイコパスに学ぶ成功法則の要約も
まとめ:感情をなくす方法、無感情になる方法
感情をなくす方法、無感情になる方法というのはありません。
しかし、感情をコントロールしたり、感情を味方にすることができます。特に感情はエネルギーです。ネガティブな感情をエネルギーにすさまじい行動力で成功する人もいます。
てか、成功者なんかはすさまじいコンプレックスが行動力の源泉となっているケースも多かったりします。
感情はなくしたいとか思うよりも、うまく付き合っていく事の方が大切でしょう。
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